配偶者や恋人の浮気を知ってしまったらあなたならどうしますか？
浮気をした本人に問いただしますか？または浮気の事実をなかったことにして今まで通りの生活を送りますか？

信頼していた配偶者や恋人の突然の裏切りを知るのはとても苦しい出来事です。
本人に問いただしたとしても正直に答えてくれるのかはなんとも言えませんね。中には、不倫相手に不倫慰謝料の請求をする事を検討する人もいるでしょう。

別れるにしても、関係を継続するにしても浮気や不倫の確かな証拠を見つけてみるのはどうでしょうか。

本記事では浮気の証拠集めの方法や重要性、注意点などをご説明しています。
少しでも心が軽くなり前を向くきっかけのお役に立てたら嬉しいです。

浮気のサイン

はじめに、浮気に気づいたきっかけは何でしょうか？浮気の兆候は何かありましたか？
配偶者や恋人の何気ない行動が「いつもと違ってひっかかる…」そんな些細な事で気づいたケースが多いと思います。相手が隠していても隠しきれていない、そんな典型的な行動を見つける事が浮気を見つける方法です。

浮気のサイン6選

浮気をしている人には、どんな兆候が表れているのでしょうか。
次に紹介する行動パターンをしていても必ずしも浮気をしているわけではないと思いますが、疑惑が高まる代表的な浮気のサインを６つご紹介します。

トイレやお風呂にスマホを持っていく

以前まではリビングに置きっぱなしだったのに、急にスマホを手放さなくなるのは何か秘密がありそうです。
浮気だとは断定できませんが、スマホを見られたくないという心理が働いている可能性の高い行動です。

以前と比べ出張や残業が増えた

突然、パートナーの出張や残業が増えた時は、浮気の疑いがあるケースが多いようです。
また、休日出勤が増えた時も同様に注意が必要です。
なるべく家に居る時間を短くしたい、また浮気相手との時間を確保したいという理由からこのような動きを見せているかもしれません。

態度の変化

急に優しくなった、または冷たくなったなど、理由が思い当たらないにも関わらずパートナーの態度に変化が見られたら浮気がきっかけとなっている可能性も考えられます。

予定を確認してくる回数が増えた

パートナーがあなたの予定を確認してくる頻度が増えたら、それは、あなたに見つからないように浮気相手との時間を確保したい可能性があります。

身だしなみの変化

服装が小奇麗になった、服装の趣味が変わった、肌のお手入れをするようになったなど身だしなみに変化が表れてくるかもしれません。そうなるとあなた以外の異性を意識している可能性が考えられます。

ガソリンの減りが増えた

ガソリンの減りが早いのも浮気が疑われるサインの一つです。あなたの知らない内に車で浮気相手とのデートに利用している可能性があります。

些細な変化かもしれませんが、いつもと違う動きが気になったらそれは浮気のサインかもしれません。
疑惑の行動をしているパートナーはどんな言葉を最近使いますか？次に浮気中によく聞かれるフレーズをご紹介します。

男女別浮気中に使うフレーズ

浮気中の人はどのような発言をするのでしょうか。どこかで聞いたことのある発言ですが、典型的なフレーズを男女別にご紹介します。あなたとの何気ないやり取りの中でも浮気の疑念が高まるフレーズを口にしているかもしれません。

浮気男のよく使うフレーズ

• 「ただの友達だよ」
• 「仕事が忙しくて」
• 「俺の事信じられないの？」
• 「浮気しないでね」
• 「妻（彼女）とうまくいってない」

浮気女のよく使うフレーズ

• 「仕事が忙しくて」
• 「寝てた」
• 「スマホの充電切れてた」
• 「そういう気分じゃない」
• 「私の事信じられないの？」

男女ともに仕事を理由にしている発言が見られますね。仕事を理由に約束やお誘いを断るような場合に耳にします。

また、「信じられないの？」というフレーズも男女共通してよく耳にしますね。
何か追及を受けている時に、その追及から逃れる為に言い放つ一言となるのではないでしょうか。

しかし、「信じられないの？」という言葉、言われた方も悩ましいフレーズです。
確たる証拠も手にしておらずに相手を疑ってしまったという罪悪感を抱かせるフレーズと言えます。
裏切られて傷つきたくない、相手を信じてあげる事が出来なかったなど様々な思いで苦しくなってしまうのではないでしょうか。

もしあなたがパートナーの浮気を疑っている場合、そのままにしておくか、または浮気の事実をはっきりさせるかにより次の行動が変わってきます。

さて、次からは浮気の証拠についてご説明していきます。

浮気の証拠の種類

浮気の証拠というのはどういったものがあれば証拠となるのでしょうか。
前提として、「法的に認められる証拠」を集めるべきです。

というのも、盗聴や盗撮など違法な手段で収集した証拠は、裁判で認められない可能性があるからです。
苦労して証拠を集めても認められなければ意味の無い証拠となってしまいます。

浮気調査で盗聴器を使う事は違法なの？

違法な手段として盗聴があると上述しましたが、もう少し詳細に考えます。
どうやら「浮気調査として盗聴を行う事自体は違法ではなく、盗聴器を仕掛ける場所により違法となる可能性がある」ようなのです。
なにやら難しいですが、
自宅に仕掛けるのは違法行為とは判断されないようなのですが、浮気相手の自宅や、電話自体に盗聴器を仕掛ける事は違法となるようです。

また、やはり盗聴器による浮気の証拠は裁判で使えないケースがあります。
自分で浮気の証拠を集める場合は、盗聴器は使わない方法で集める事がトラブル回避に繋がります。

浮気調査で有効な証拠はなに？

浮気の証拠として有効な証拠はどういったものがあるのでしょうか。いくつかご紹介します。

浮気の証拠	説明
浮気現場の画像や動画	ラブホテルなどに出入りする際の画像。相手が言い逃れできなくなるため非常に有効。ビジネスホテルでは打合わせなどの理由で言い逃れされる恐れもあり。
音声データ	浮気を認める発言を録音する。
メールやSNSでのやりとり	LINEのトーク履歴など浮気相手との浮気を示唆するやりとり。

浮気の証拠の集め方

浮気の証拠は、１つだけでは証拠として認められない場合があっても、複数の証拠を集める事で浮気を認めさせる証拠となり得ます。

LINEやメール、SNSなどのアプリ

パートナーの携帯電話やスマホで浮気相手とのメッセージのやりとりを確認

パートナーの所持品

浮気相手と利用したホテルや飲食店の領収書などの利用履歴、浮気相手からもらったプレゼントなどを確認

GPSの利用や尾行

GPSを利用する事で相手の行動を追跡・確認ができます。また、尾行し浮気現場の証拠写真を抑え証拠を集めます。

夫婦間でGPSを取り付ける場合、自動車にGPSを取り付けるのは自動車が夫婦の共有財産となる場合が多いので違法とならない可能性が高いのです。

複数の証拠を集めて確実に言い逃れできないように進める際に、GPSを例にとっても合法性、違法性が自分では判断が難しくなってくる時があります。

証拠を収集後に実は違法行為でしたとならないように、証拠収集はプロに相談すると良いかもしれません。

浮気の証拠を集める際の注意点

さて、浮気の証拠について証拠の種類や集め方をご紹介しましたが、証拠を集める際に注意しておきたいポイントがいくつかあります。

証拠集めは合法的に

第一に、合法的に証拠を集めるように注意しましょう。
上述しましたが、違法な方法で集められた証拠は裁判で認められない（法的に無効）となる場合があります。
また、素人では合法・違法の判断がつきにくい行為がある事も事実です。
したがって、合法性があるのか不安な場合はプロに相談すると良いでしょう。

証拠の信頼性を確認

次に、証拠の信頼性を確認しましょう。そのメッセージや写真データは改ざんされた証拠ではないかなど落ち着いて確認する必要があります。

証拠の有効期限に注意

また、証拠の有効期限にも注意が必要です。

浮気したパートナーと婚姻関係にあった場合、「不倫」という事になりますが、不倫には時効があります。
というのも、不倫をして慰謝料を請求できる期間が、「損害及び加害者を知ったときから3年」となります。
また、「不貞行為があった時から２０年」経つと、慰謝料請求の権利がなくなってしまいます。
「時効の中断」という手段をとる方法もあるようですが、この方法に関しては法律のプロに確実に相談した方が良いですね。

また、浮気や不倫が原因で離婚となる時に慰謝料と共に気になるのが「養育費」についてです。

養育費は、親が子どもの扶養義務に基づいて発生する費用ですが、家庭裁判所の算定表に基づき計算されます。もし仮に慰謝料の支払いが認められなかったという時でも「養育費」は別の問題として、支払う側は、一定額支払わなければなりません。

更に、離婚するまでの期間（婚姻が続いている期間）にかかる生活費を「婚姻費用」といいますが、婚姻費用は離婚前提であっても相手側に対し支払わなければならない費用です。別居状態や破綻している状態など状況により支払う義務があるかどうかは変わってくるようですが、慰謝料、養育費と共に婚姻費用についても専門家へ相談する事をおすすめいたします。

いづれにしても、証拠を獲得しても証拠を活用するまでに有効期限がある事を注意しましょう。

証拠の保管に注意

証拠を見つけたら保存方法に注意しましょう。
例えば、スマホ上で確認した証拠となりうるデータは、改ざんが疑われないように転送するのではなく、スマホ込みの写真に残しましょう。また、紙のデータは原本を所持するのではなく、コピーを取り、そのコピーや写真で撮影したものを保管するようにしましょう。

証拠集めをプロに依頼

浮気の証拠集めは、合法・違法の判断が難しい場合がある事がわかりました。
そんな時には法律の知識を持ったプロに相談すると良いでしょう。

浮気の証拠集めは、「探偵事務所」や「興信所」に相談する事をお勧めいたします。
尾行や張り込みで、相手に気づかれる事がなく証拠集めをお願いできます。
また、探偵の作成する調査報告書は、言い逃れのできない有力な浮気の証拠となります。

また、自分で証拠を集めてみようとしたものの「浮気の証拠が見つからない！」という場合にも探偵や興信所にお願いする事をおすすめいたします。

そして、浮気に関する法的手続きの相談は「弁護士」が力になってくれるはずです。

費用の相場は、探偵の調査費用は凡そ１時間２万円程度と言われています。
また、弁護士は相談料や着手金、成功報酬などで料金が変わってきます。

相談する専門家は、費用や信頼性、調査内容などで総合的に判断されると良いでしょう。

まとめ

信頼しているパートナーに浮気をされたら、または疑わしい態度を取られたら、とても苦しい事でしょう。
更に、婚姻関係にあるパートナーに浮気をされた場合、今後の生活の事や、子供の事、仕事の事など現実的な悩みが出てきて冷静な判断が付かなくなるかもしれません。

関係を継続するにしても、経つにしても、一度浮気の確実な証拠を集めてみると良いかもしれません。
その上で、あなたの気持ちや状況次第で今後の判断をしても良いのではないでしょうか。